長生きするために

家族に7歳以上の猫ちゃんがいる方へ

猫

ネコちゃんがご来院された場合、『かなり悪くなってから』が非常に多いように思います。また、季節や生活の仕方で患う病気の種類がほぼ決まっているようにも思います。
ポイントを押さえて、注意すべきことを注意すれば、危険を回避できるということです。

例えば、冬は、圧倒的に泌尿器の疾患が多くなりますが、飲水が減り尿が少なく濃くなる危険な時期ということを知っていれば、水の減り、尿量を注意し、異常を早期に発見できるのです。

また、尿用のフードを食べているから安心というわけではありません。 味付けが濃く飲水を促す尿用フードをいつまでも食べ続け、腎臓・肝臓を痛めている場合も高齢猫さんには あります。

7歳を過ぎた猫ちゃんは次の事に気をつけるようにしてください。

食餌に気をつける
猫の病気の多くは食事によって引き起こされます。
人間の食べ物や低品質のキャットフードを与えている猫はさまざまな疾患が現れます。
獣医師の指導のもと適切な食事管理をすることをお勧めします。
定期検査を行う
高齢になれば人間同様 心臓病、肝臓、腎臓疾患、腫瘍、糖尿病など様々な疾患が出やすくなります。
完治する病気よりも、進行を抑え、付き合っていく慢性的な病気が増えていきます。
定期的な検診により早期発見することで、より長生きにつながっていきます。